老健や老人病院などでは、看護師としてどのような点が大変だと感じますか?

老健や老人病院などでは、看護師としてどのような点が大変だと感じますか?

私は老人保健施設の看護師をしています。

施設は基本的に、元気な方が対象です。
慢性疾患があっても急性期ではなく、安定した方々が利用されています。


その中でも老健は、施設医が常勤しておりナースも24時間常勤していますから、医療に一番近い施設と言えます。

病院に比べると業務内容は楽な方だと思います。
しかし、老健には老健の大変さがあると感じています。

やはり高齢者の施設という事から認知症の方が多いですね。

認知症の方は、認知症の周辺症状があります。
介護への抵抗や、暴言、暴力行為、徘徊、不穏など大変な症状が様々あるのです。

病院であれば、症状があまりひどければドクターに報告し、安定剤など処方してもらいます。

しかし、施設ではまずは落ち着くまで付き添ったり薬を使わずに対処する方法を考えます。

立てないのに立ち上がろうと危険な方には、ずっと付き添いますし、手浴や足浴を行い気分の安定をはかります。

夜間不穏や夜間徘徊というものになるとさらに大変さが増しますね。

夜勤は100名のご利用者様に対し、ナース1名、介護士5名で二つのフロアに分かれて行われます。

夜勤は、17時から始まり翌朝9時までの仕事です。
途中仮眠時間が2時間ほどありますが、あまり不穏者が多かったりすると仮眠をとれないこともあります。

また、危険行為に対しても病院では抑制など行い、安全を一番に考えます。

しかし、介護施設では抑制などはほぼ行いません。
見守りなどを強化し、抑制しない方法を考えます。


病院と違い、介護施設は生活の場ということが前提ですから、出来るだけ薬に頼らず、ご利用者様に寄り添う気持ちを大切にします。

病院では疾患の治療がメインとなりますから、そういった点では介護施設の方が大変ですね。

2016年7月 9日|